診療放射線技師のブログ

診療放射線技師として病院勤務 ~休職の経験を添えて~

放射線技師ってあれだよね?レントゲン撮る人でしょ?

放射線技師」というと殆どの人に
「あ~、レントゲン撮る人だよね。健診の時に撮ってるよ。ラクそうだよね(笑)」

と言われてきました。

言われ続けて100回目くらいの頃からは
「レントゲン撮る人だよね」と言われたら

「う~ん。私はCTやMRI、癌の治療やオペ室で撮影したりしてるよー!」
と答えるようしてきました。笑


高度急成期救急に携わる総合病院に技師として入職し、予想以上の忙しさとプレッシャーに押し潰されそうになりながら必死で働いていたので、
いくら相手が無知とは言え「ラクそう」と鼻で笑われると悔しい気持ちがあります。


放射線技師は撮影した画像を一番最初に目にする立場ということで、学生時代のころから「解剖は勿論、病変などは確実に理解しておくこと」と何度も何度も言われてきました。


実際、ベテラン先輩技師が医師と画像を見ながら あーだこーだ意見を交わす姿はとてもかっこよくて、技師としてのモチベーションも高まりました。


影技術だけではなく、画像から判断できる知識やそれに繋がる分野への理解、医師が読影するための画像処理、
また、医療従事者として他の職種の人たちとの連携、患者さんとのコミュニケーション、

全てが大切になってくる職種とも言えます。
勿論、医師や看護師、その他のコメディカルも同じです。



なので、「ラクそう」と言う認識から少しだけでもプラスのイメージに変わってくれたらなぁと思います!


また、4月から始まる窪田正孝さん主演の月9ドラマ 「ラジエーションハウス」もどんな反響があるのか楽しみです(  ̄▽ ̄)